本記事は、2024年8月31日に公開されたNew: Photon Fusion Starter sampleを翻訳したものとなります。
Photon Fusion Starterのご紹介
Unityアセットストアで公開開始されたPhoton Fusion Starterは、Unityゲームエンジンを使用して堅牢なマルチプレイヤー機能をプロジェクトに組み込むことを目指すデベロッパーにとってゲームチェンジャーとなる存在です。Photon Fusionを用いたマルチプレイヤーゲーム開発のテストおよび学習に使用できるエントリーレベルのゲームサンプル、Third Person Character、Platformer、Shooterの3件が含まれています。
Fusion Starterサンプルは、ティック精度性能、ラグ補償機能(Hostモード)、ロールバック機能、再シミュレーションループ機能のベストプラクティスを詰め込んださまざまなタイプのマルチプレイヤーゲームのための最善の基盤を持って、開発をスタートできるようにすることを目的としています。Unityプロジェクトの基礎としてのUnity認証ソリューションである Photon Fusion統合のために設計されたオールインクルーシブアセットです。
Fusion Starterは、詳細な事例と包括的なドキュメントにより、高性能でスケーラブルなマルチプレイヤーゲームの作成を目指すデベロッパーにベストプラクティスを提供します。このサンプルは、Fusion Shared と Fusion Hostの両トポロジで使用でき、ビギナーとプロフェッショナルの両方に対応します。
1. Third Person Character Controller
Third Person Character サンプル は、UnityのStarter Asset – Third Personを、プレイヤブルなマルチプレイヤー環境に変貌させます。プレイヤーは三人称視点キャラクターとしてスポーンし、プロトタイプ環境で歩き回ったり走り回ったりすることができます。このサンプルは、 デフォルトのCharacterControllerコンポーネントを、Fusionに合わせて作られたSimple KCC アドオン(キネマティックキャラクターコントローラー、KCC)ソリューションと置き換えるものです。厳しいネットワーク条件下でもスムーズな動きや回転ができるようになり、シングルCPUサーバーコア上で数十、または数百ものキャラクターを扱う際に最適です。
2. Platformer
Platformer サンプルは、Third Person Character Controllerを使用しており、コイン収集や足場を跳び移るプラットフォームなどのゲームオブジェクトとのやりとりを導入しています。RPCを使用してプレイヤーの頭上にネームプレートを表示させ、プレイヤーが競ってコインを十枚集め、トップフラグを勝ち取る簡単なゲームループを搭載しています。各ラウンドが終わると、すべてのプレイヤーがスタート地点に戻ります。
3. Shooter
Shooterサンプル は、プレイヤーが空飛ぶチキンの狩りでベストハンターを競う簡単な一人称シューターのデモです。足場から落下したり他のプレイヤーに倒されたりなどしてプレイヤーが死ぬと、チキンカウンターはリセットされます。Host ModeのFusion Starterでは、Fusionのラグ補償 機能を使用して、劣悪なネットワーク条件下でも精密なヒット判定を実現させています。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。