こちらは、2019年5月31日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
マルチプレイヤーゲームの良さを最大限引き出してプレイするのに、ボットは非常に重要な役目を持っています。最近のプレイヤーは、待つことを極端にいやがるため、新しいゲームのお試しにも時間をかけません。この現象はモバイルプラットフォームで特に顕著です。対戦相手がいないとなれば、そのゲームは遊ばれずに放っておかれて終了、ということになるでしょう。
このように存在価値が明らかであるにもかかわらず、ボットが設定されていないゲームも多くあります。これには理由があって、クオリティの高いボットの作成にはかなりの時間を要す上に、そのゲームがシングルプレイとマルチプレイの両方に対応している場合、クライアント上で実行するものとサーバー上で実行するもので異なるため、同じコードを使うことができないからです。
QuantumのBot SDKがあればクライアント上でローカルに実行する完全な予測性のボットを作成できます。そのため、シングルプレイとマルチプレイで同じコードが使用できます。また、任意でPhoton Cloudプラグインのサーバーサイドでのボット実行もでき、柔軟性を最大限活かすことができます。
Bot SDKで、最高のAIボット作成のためのトップクラスの機能をご提供していますが、1つだけお力になれないことがあります。対戦相手がBotかどうかのプレイヤーへの通知をするかについてです。これは他人が簡単に決められず、通知するかどうかは自分で決める必要があります。Photonがご用意しているのはツールのみとなります。😉
Quantum Bot SDKの特徴:
シングルプレイとマルチプレイに対応する予測性ボット
Behavior Trees (BHT)、Hierarchical FSM (HFSM)、GOAP
Unity内ビジュアルエディタ(データ駆動型)
ライブビジュアルデバッギング (エディタ内)
全てのボットがクライアント上で予測的に実行
サーバーサイドでのボット実行オプション
切断の際の引き継ぎや、再接続した際の離脱がシームレス
BHT、HFSM、GOAPを結合しリファレンス実装化
ユーティリティライブラリ (ジェネリックブロードフェース、グラフベースのA*、Dijkstra …)
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